建設現場での熱中症予防に欠かせないのは空調服と○○!

建設現場での熱中症予防に欠かせないのは空調服と○○!

過酷な暑さの中で行わなければならない現場での作業。
現場を管理する側として、もっとも気をつけなくてはならないことの一つに、熱中症対策があります。
現場での対策以外にも,職人さん達に注意してもらっていることがあります。
ここでは、是非知っておいていただきたい熱中症を防ぐための生活習慣について書いていこうと思います。

建設現場での熱中症対策は現場だけでは無理!

年々、夏の暑さが厳しくなる中で、労働環境の観点からもいかに熱中症を防ぐかということが、重要な課題になっています。
私の現場でも、様々な熱中症対策を行っています。

  • 熱中症計(暑さ指標)での注意喚起
  • 現場休憩所の常時冷房
  • 屋外にもテントにて休憩所の設置
  • 屋外休憩所には大型ミスト扇風機の設置
  • 現場にも扇風機を各所に設置
  • 現場休憩所に冷水器、製氷機、自動販売機、塩飴の設置
  • 休憩時間確保の徹底
  • 当社職員へは空調服の支給(職人さんには無理ですが・・・)

などなど、熱中症対策で出来ることはほぼ実施しています。
現場での熱中症予防 
それでも、暑さの厳しい日には、体調の不調を訴える職人さんが数人はいる状況です。
そのため、現場では熱中症対策チェックシートを職人さんに書いてもらい、健康状態のチェックとともに、熱中症予防のための生活習慣についても啓蒙しています。

熱中症を防ぐためには生活習慣の見直しが大切

熱中症予防のために職人さん達に伝えているのが、生活習慣の改善です。
プライベートな生活のことまでとやかく言うな!とお叱りを受けそうですが、そこまでしないと熱中症をゼロにするのが難しいというのが現状なのです。

熱中症予防のために改善したい生活習慣

熱中症予防のための生活習慣の改善については、次の2点を説明しています。
1.睡眠時間の確保と睡眠の質の向上
2.アルコールを控えめにする

①睡眠時間の確保と睡眠の質の向上

睡眠
激しい暑さの中での現場作業の後には、体に想像以上の疲れがたまってしまいます。
そのため、睡眠をしっかりとって体を休ませる必要があります。
理想的には8時間の睡眠を確保するとよいと言われています。
睡眠は体の疲れをとるだけではなく、免疫力を高める効果もあるため、夏の体調管理にとっては欠かせないものです。
また、睡眠は時間だけではなく質を高めることも大切です。
寝苦しい夜に目が覚めてしまい、なかなか熟睡出来なかった・・・
そんな状況では体をしっかり休めることが出来ません。
そこで、睡眠の質を高めるために試してもらいたいのが、冷房は少なくても就寝後3時間はかけておくということです。
就寝後3時間というのは、睡眠のリズムと関係があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、睡眠には一定のリズムがあります。
睡眠のリズムは約1.5時間を1サイクルとして考えます。
そして、睡眠の質を高めるためには、1.5時間の2サイクル、つまり就寝後最初の3時間の睡眠が最も重要な時間帯だと言われています。
そのため、就寝後3時間は暑さのために目が覚めてしまうということがないように冷房のタイマー設定も、3時間以上にすることをオススメしています。
また、睡眠の質を高めるために活用したいのが、空調ベッドです。
私の大好きな(笑)空調服と同じ原理で、風を送り込むベッドです。

>>>質の高い眠りのために!空調ベッド 風眠
寝ている間に背中などに熱がこもることがないので、朝までぐっすり眠ることが出来ます。
これを使い始めてからは、よっぽど暑い夜出ない限りエアコンを入れずに眠ることができるので、体がだるくなったり、夏風邪を引いたりということはなくなりました。
空調服と同じくらいの価格なので、高いとも安いともいえませんが;;;
私にとっては、夏には欠かせない快眠グッズとなりました!オススメです。
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②アルコールは控えめにする

ビール
現場から帰って、お風呂に入って、サッパリしたところで、冷たいビールをクゥーと飲む!!
最高の瞬間です!!
しかし、そのビールもあまり量を飲みすぎると非常に危険なのです。
アルコールは全般的に利尿作用が強く、摂取した以上の水分を排出してしまいます。
また、アルコールの分解の際にも、大量の水分を使うため、脱水症状になりやすいのです。
また、翌日までアルコールが残り、二日酔いになるような飲み方をすると、
・集中力の欠如
・脱水症状
・体調不良に気づかない
・朝食をとることができず、体調を崩しやすい
などの影響が出ます。
健康な人でさえ体の水分が不足しがちな状況なのに、体の水分が不足している状況で作業をしたら、どうなるかは簡単に想像が出来るかと思います。
重度の熱中症の場合、命の危険もあるため、絶対に二日酔いの状況で仕事をするのは避けなければなりません

 

熱中症を予防することは、現場での安全管理の視点からもとても重要なことです。
現場では水分や塩分補給、休憩時間の確保を徹底させる。
毎日の生活の中では、睡眠をしっかりとり体を休ませる・深酒をしないなどの体調管理を万全にする。
このようなことを、会社も個人も真剣に考えて行動することで、熱中症のリスクはかなり低減することができます。

 

メルオのまとめ
空調服の話からは少しそれてしまいましたが、
とても重要なことなので、是非皆さんも熱中症には十分注意するようにしてください。